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東日本大震災支援 くしろネットワーク 現況調査 第3陣隊 活動3日目

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7日(土)朝、昨日と同じく「遠野まごころネット」での朝礼を終え、マイクロバスで大槌町の小鎚地区に入り、津波で水没した民家の清掃のため床板剥がしと、床下に堆積している泥出し作業を行いました。

剥がした床板を水洗いしたり、津波で汚れた障子を並べ、洗剤と水で綺麗に洗い流す作業をさせて頂きました。

目の前にある高くなっている河川敷が溢れ出し、家が2mほど浸水したため、ぱっと見た目では損傷は無い様に思いましたが、家の内部は泥水が入り込み大変な状態になっていました。

昼休みにその家のお父さんとお母さんが色々と状況を説明をくれました。 
浸水で畳が浮き上がり、その畳の上に載せてあった電気コタツは無事だったとか、タンスが浮き上がって天井を突き破ったとか、タンスが水を吸って開かなくなったとか、飼っていた未だに亀が見つからないとか、更に壁や外壁を含めて浸水した跡が全てに見受けられました。

午前中は二部屋を終え、午後から作業を始めていた最後の部屋の泥だし作業中に、一緒に作業していた釧路製作所の山岸さんが、なんと泥の中で亀君が動いていたのを見つけたのです。
私は直ぐにお父さんお母さんに「亀いましたよ〜」と伝えると、お子さん達も2階から降りてきて「バンザーイ」「バンザーイ」と全員で歓声を上げて喜び合いました。
聞くと10年前から飼っていて、家族同然なんですと話されていました。
約2か月間飲まず?食わず?でよく生きていたものだな〜と思いました。
亀の生命力は凄いですね。

全国各地から多くのボランティアさんがお手伝いに来られ、一生懸命お手伝いをされている姿に感銘しました。